今回の旅の目的は大同の雲崗石窟である。ここ数年中国の三大石窟寺院を順に回って来ようと思っていた。しかし一日工程を伸ばせばやはり世界文化遺産の平遥古城も見てこれる。平遥は明時代からの城郭が保存されているという。カメラの被写体にはもってこいに思える。北京から入って途中の太原まで飛行機で行き、あとは鉄道かバスで行ける。また北京も昔３０年ほど前に数度訪問したことがあるが、記憶も遠のいている。名所が多いので行きと帰りに2泊ずつして回ってくる事にした。この時期4月にたまたま北京で発生した抗日デモの様子が連日テレビで放映され日本から旅行する人が半減したという。まあ、一月も経てばそんなことも昔話になるだろうと高をくくってでかけることにした。中国語もほとんど知らないが同じ漢字文化圏なのでメモ帳を持っていけば何とかなる。風来坊の一人旅で現地で覚えたテンプトン（聞いてもわかりません）を使えば物売りもあきらめていった。目次（フレームに切り替）
１．北京に着いて
２．明十三陵と居庸関長城
３．北京市内の散策
4．太原から平遥へ
5．平遥にて
6．大同（雲崗石窟と市内）
7．大同郊外
8．故宮と頤和園
9．天壇公園と王井府
1.北京に着いて （200５.６.３）
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（写真：北京駅）空港についてリムジンの切符を買ったがどうも希望するホテルの前で止るか否かはっきりしないのでタクシーに切り替える。タクシーはラッシュアワーの混雑を横滑りするようにすり抜けて行く。ホテルのある崇文門は東京でいえば浅草のような目抜き通りである。空港から市内のホテルまで１００元（１３５０円ほど）。ホテルの部屋に荷物をおいて徒歩で北京駅を目指す。太原までの飛行機の切符はあるがその先は列車の予定なので切符を買いに行く。しかしどうも方向を間違ったらしい。おばさんに聞いたら反対方向を指差した。北京駅にたどりついたが外人向けの切符販売の窓口が無い。上海の時のようにはうまく行かない。駅前を２ー３往復して聞きまくったら案内してくれた。なんと軟席の待合室の中にあったが北京駅発しか売ってないと言う。ガイドブックには軟席は始発駅でしかとれないとあるのに、北京から太原まで飛んだあとは現地で手配をしなければならないようである。ホテルの周りにはレストランが沢山ある。夕食は杭州料理のレストランでとった。３皿頼んだら一皿が山盛りである。一皿だけ持ち帰りを頼んだ。明日の朝食にでもしよう。今夜は日本とバーレインのサッカー戦である。中国語のテレビでチャネルを探す。中国語の説明を聞いているうちに眠ってしまった。
（写真：北京駅前、地下鉄、地下鉄路線図）
（写真：天安門広場にて、天安門、天安門上から）
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