6.大同(雲崗石窟と市内) (2005.6.8)
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(写真:雲崗石窟)
朝車掌が声を掛けてくれる。列車はその後20分ほどで大同駅に到着した。駅前でひろったタクシーで雲崗飯店にゆくと27元の小銭がない。ホテルで両替と思ったら雲崗飯店は国営である。小銭が無くて100元の両替もできないと言う。朝食をレストランでとることで領収書と合わせてやっと両替をしてもらう。後でレストランには現金で支払った為、その領収書はまったく役にたたなかった。早朝チェックインの代金と考えることにする。ホテルの部屋でシャワーを流してさっそく雲崗を目指す。タクシーでたった50元という。随分乗りでのある50元であった。拝観料は年寄り半額の表示があったのでパスポートをみせて30元で入る。雲崗は龍門石窟の仏像より壊れていないし規模も引けをとらない。また敦煌よりずっと開放的である。


(写真:雲崗石窟公園、石窟寺院入り口、入り口近くの5窟の建物)


(写真:壁一面の6窟の仏像、13窟の大仏、20窟の大仏)

持って行ったガイドブックではまだ世界遺産になっていなかったが、入り口の看板には世界遺産と表示がされていた。いずれにせよ中国の3大石窟寺院として先の二つと比べて遜色はない。むしろ繊細さが感じられる所も在る。入り口の5、6窟から最大の仏像の在る20窟からその少し先まで見て、今度は引き返して4、3と1窟まで全部を見て廻った。9時半について12時までゆっくりとみたがタクシーの運転手はずっと待っていてくれた。ホテルに戻っても待ち料金を請求しないので少し余分にはらう。


(写真:曇曜五窟の仏像、壁一面の6窟の仏像、第12窟の伎楽天図、20窟の大仏側面)


(写真:2対の20窟仏像、第6窟の壁面小仏像、五華洞の仏像1、五華洞の仏像2)

午後の市内観光と翌日の郊外観光も合わせて300元で頼んだ。普通は郊外めぐりだけでも300元は
懸かるようである。市内の観光は3ヶ所だけで実に簡単に終わってしまった。しかしまわった善化寺も華厳寺も国宝級と思えるほど芸術的な仏像がある。華厳寺の侍仏は郭沫若から評価を受けたことで名を高めているようである。市内の中心の鐘楼近くに七宝の九龍壁がある。以前には門隠しに使われていたもので北京の宮廷にある二つと合わせて三大九龍壁と言われている由。前夜に夜行で到着したのでホテルで夕食をとった後にすぐ寝てしまう。なおホテルのレストランはバイキング形式なので一人旅にはむいている。他所では量の多い菜が出て来るともう別の物を頼めなくなってしまう。

  
(写真:善化寺の五龍壁、大同の城壁跡、大同鼓楼)

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