（写真：象の水浴、コロンボ公園）リランカには７つのユネスコ世界文化遺産がある。５泊でその中の５つ，アヌラーダプラ，ポロンナルワ，シーギリア，ダンブッラ，キャンデーを廻ったことになる。通常の旅程は飛行場近くのニコンボに泊まって帰国であるが，コロンボに一泊を追加しておいたので翌朝はコロンボに向かう。途中親にはぐれた子象の飼育所があるという。一日二回バケツ一杯のミルクを与えるとのこと。出発が遅かったのか途中の渋滞か授乳の時間に遅れそうになったので運転手は到着するや否やついていけないほどの早足でその場所まで歩く。２頭の子象が最後の授乳をしている所であった。子象だけでなくこの孤児園は育ち切った象も母親象もいる。乳児以外の全頭がこれから水浴びをするという河辺に行って席取りをしていると数頭の親象に続いて続々とやって来た。全部で７０頭ほどが一斉に水浴びする。これは壮観である。少し離れた所に観光客相手に象の背に乗って周回する所もあった。周回した象にご褒美にやるビスケットは箱単位である。このあとは途中で昼食に停まった以外ひたすらにコロンボに向かって走った。
（写真：象の孤児園、象の飼育所と水浴、象にビスケット）
(写真：コロンボへの道、タウンホール、博物館、海岸と旧議事堂）
コロンボのホテルはキャンデーから旅行社が予約を入れてくれた。中心街は官庁やオフィスビルのならぶフォートとコロンボ駅のある商業地域のペターとである。市全体はその南の海岸通りから内陸部に向かって大きく広がっている。行きたいと思っている博物館もビハーラマハデーブ公園もその南側にある。ホテルに行く前にその国立博物館に立ち寄った。入り口にすばらしい仏像があるが残念ながら撮影禁止であり絵葉書も売られていない。シンハラ王朝最後の王と王妃の調度品も飾られてあった。隣のタウンホールもちょっと覗いて見る。コロニアル風の市役所である。通りの向かいにあるビハーラ公園も広く入り口の仏座像と散策している学生達も被写体になる。ホテルはフォート地区の旧国会議事堂の正面にあった。新しい国会議事堂は内陸部に移転しているのでコロンボは厳密な意味では首都ではない。ガラダリというホテルの部屋からは旧議事堂と海岸が一望できた。夕方ホテルとオフィス街のフォートを徒歩で一巡してみた。三輪自動車ことスリーウィーラが客引きに来る。明日はこれに乗って見よう。インド洋に夕日が沈んでいった。これで６泊目である。翌日は遅い朝食をとってからホテルの前で流しの三輪自動車を捕まえる。これで市内見物である。
（写真：フォートにあるモスク、フォート駅、旧タウンホール、フォートの通り）
（写真：仏教寺院２枚、回教寺院、公園前の学生達）
その前に日本語版のスリランカの写真集を求めて本屋に行ってもらった。生憎フォートにあった大きな本屋は南のコッルピテヤ駅近くのショッピングコンプレックスに引っ越したと言う。そこまで三輪のスリーウィーラで行ってもらったが日本語版は置いていなかった。代わりに専門店で何種類かの紅茶を買った。ついでに運転手はあちこちと案内してくれる。再度マハデーブ公園，ベイラ湖に浮かぶシーママラカヤ寺院，近くのヒンドー寺院や象のいるコロンボの最も古い仏教寺院など。ペター地区にも大きな本屋があるというので案内をしてもらう。時計塔塔，クラシックなモスク，オールドタウンホールなど。コロンボフォート駅近くの本屋の前で車を降りた。本屋には日本語の書籍も少し置いて在る。目指す写真集はなかったが結局英語の薄い写真集を買った。駅前で別のスリーウイーラを拾ってホテルまで戻る。夕方４時にエアウイング旅行社の運転手が迎えにきた。これで最初と最後の宿泊地のニコンボに向かう。
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