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（写真：フエのグエン朝宮殿の門）
９：５０発のフライトでＨｕｅに向かう。到着は１１：１０分である。ホテルはフォーン川沿いのフエを代表するホテルである。空港のタクシーチケット売り場では市内まで９US$であった。少し高めである。フエ市は大きくて自転車でまわりきれるようなところではない。着いた日に旧王宮を見て翌日郊外をまわることにした。ホテルを一歩出ると輪タクが待ち構えている。旧王宮まで１米ドルという。暑い午後を歩くよりましなので早速乗り込む。着くと今日は猛烈な暑さなので割り増しをという。フエは旧王宮と郊外の墓地などの建造物を合わせてユネスコの世界文化遺産となっている。さっそくガイドブックを頼りに暑さの中を歩き回った。
（写真：フォン川から王宮方面を望む、門の上から、門の裏、門からみた濠）
最奥一帯の建物はベトナム戦争で破壊されたと言う。原っぱになっている。外周は危険立ち入り禁止と書かれているところもある。まさか地雷はないと思うがあやうきに近寄らずである。王宮入り口の門が特にすばらしい。石垣の上は木造の見晴らし台である。あおざいを来た人が通るのを待ち構えてシャッターを切る。内部は大和殿など中国を摸した様式である。この王宮を建てたグエン王朝は１９世紀初頭からフランスに滅ぼされる２０世紀前半までの１３世代にすぎない。王宮内には菩提寺や隠居の長生殿などがある。見終って門を出てフエ宮廷美術館に向かっているとオートバイがついて来る。ただで乗せるから見終ったら郊外に行こうという。まだ３時であったから誘いに乗って見る気になった。宮廷美術館もぐるっと見回せばおわりであった。
（写真：正殿、正殿内部、内部の王朝建物、各帝を祭る大鼎）
（写真：トウドック帝廟釣殿、トウドック帝廟より、カイデイン廟、カイデイン廟の石像）
オートバイの後ろにしがみついて郊外に向かう。舗装の路は直にきれて後はでこぼこの山道となる。それを半時間程走る。着いたのは第４代トウドック帝の廟である。はす池と釣殿が調和して美しい。奥もなかなか深いので小一時間かかってしまった。それからさらに奥にある１２代のカイデイン廟に向かった。道はさらに悪くなる。ここは立像や壁面の彫刻に工夫が凝らせれてある。さらに奥にもう一つ第２代のミンマン帝廟があるが５時で閉館という。ともかく近くまで行って見ることにした。しかしたどり着くには小舟で渡河しなければならなかった。あきらめて翌日もう一度くることにした。帰り運転手は畑の中に分け入ってもう一つの廟に案内してくれた。第３第のテイエウテイ廟である。手入れを始めているようであるが畑の中に荒廃してあった。ホテルまでまた未舗装の道路をオートバイにつかまってもどる。20US$を支払った。今度はこちらの言い値でいいから明日も来ると言う。その後ホテルの近くにインターネットカフェやレストランがあるかと思って散策してみたが見当たらない。どうやらホテルは中心から少し外れているようである。道端の店でビールを飲む。隣が屋台だったので汁麺を頼む。これがうまかった。香りのいいラオの葉がたっぷりとついてきた。ホテルに戻ってレストランでもう一度汁麺を頼む。味はあまりかわらなかったが、ホテルでは2US$と値段は１５倍程違っていた。
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