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4日目はエフェスの遺跡をみてから、石灰石が自然に作った造形をみてそのパムッカレの温泉にとまる。トルコでは資格試験に受からないとガイドにはなれないという。合格率は10%と狭き門であるらしい。観光産業は農業、繊維工業についで大きいというから国としても質の向上に力を入れているのであろう。ガイドはバスの中でそんなに多くは語らない。しかし一同を楽しく盛り上げてくれる。トルコ語での挨拶、歌、踊りかたなどなど。。
(写真:エフェスの遺跡、図書館、港に至る道、大円形劇場)
エフェスはギリシャの時代にエーゲ海の港町として発展した所であるという。長老の会議所やエーゲ海の各国に知れ渡ったという大きな図書館もあった大遺跡である。ここでと言う所まで振り返らずに大通りを歩けとガイドが言う。そこで振り返ると数万人も収容できるという円形大劇場が目一杯にひろがった。都市は疫病によって捨てさられた由。
エフェスにて
古の賑わい聞こゆ捨てられし大文明の跡をあゆみて
(写真:マリア像、聖母マリア終焉の地、マリア教会より市内を望む、ツアー客による毛皮製品のショー)
またエフェスはまた聖母マリアが晩年を過ごした所と信じられ、その後に小さな教会が15世紀に建てられてある。中はマリアの像があり修道女が拝んでいた。
エフェスを後にして内陸部に向う。其の前に毛皮のショップに立ち寄る。単に毛皮を並べて見せるだけでなく、男女7、8人のモデルによるファッションショーを一行に披露する。最後には観客まで巻き込んでのショーとなった。常夏のマレーシアからきた一行に毛皮を見せてどうなるのだろうといぶかしんだが、自分用に一着半コートを買ってしまった。
(写真:パムッカレの白い斜面、斜面の下からの近景、白い斜面の上にある遺跡と墓地、石灰棚に注ぐ湯水)
日がかたぶく頃、雪が山の傾斜地にかぶったようなパムッカレの石灰棚が見えてくる。
山から染み出した水に石灰が含まれており、これが棚を形成してきた由。バスはその傾斜地の上に向った。傾斜地の上の平らな所にはまたローマ時代のような遺跡がある。温泉がでるのでかっての保養地であったという。市民生活の跡を示す円形劇場もあるが墓地の跡も多い。末期に保養に来た人はそのままここで葬られたようである。別の班の女性ガイドはそのために石灰が余計に増えてるって説もあると冗談にいう。残念ながらホテルが増えた結果、湧き出るお湯の量が減り石灰の棚のほとんどは乾いている。そのため写真を撮っても雪のゲレンデとたいしてかわらなく、また夕日に映えて赤く写ってしまった。ホテルには温泉がある。沸かしてはいないようである。湯は茶色く湯船には少し泥が溜まっている。
パムッカレ
地底より沸きだしいたるパムカレの白き棚田に入り日映りて
(写真:ガイドの何さんと、以前は天然風呂だったというパムッカレの石灰棚2枚、ホテルの温泉の湯口)
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