（写真：アグラのホリデーインホテルと街の眺め）翌朝もハニー君は疲れたのか朝に弱いのか遅くして欲しいという。本日同様９時半出発とする。夜下痢が始まった。運転手と一緒の食事でサラダに手を出したためかと思われる。慌てて丸薬を飲んだが腹が渋りトイレだけが近くなる。朝はトーストとコーヒーだけにしてタージマハールが見えるホテルがあるというので立ち寄って見ることにした。
（写真：タージ近くのホテルから） タージマハールは平地に作られていてしかも塀で囲われているので外からはほとんど見れない。たまたまこのホテルだけは少し丘の上にあるのでその上部が少し見える。後日デリーから帰りの飛行機の中で隣り合わせた学生によるとクリントンもこのホテルに泊まった由。また彼の泊まった部屋にクリントンも泊まったとか。しかし安宿である。ホテルの庭に入るだけで１５０ルピー、約４米ドル。庭は芝生か手入れをされていて美しい。しかしタージマハールは上部の三分の一が見えるだけである。撮影はしたもののそんなに良い写真は撮れない。次は車で１０分程度アーグラ城であるである。（写真：アーグラー城）
お腹が少々ぐずついて元気良くは歩けない。城門の前は土産物の売店で賑わっている。中に入ると一見してスペインのアルハンブラ宮殿を思い出す。高い城壁で囲われた通路を通って中に入るとかっては色とりどりの花を植えたと思われる庭園がある。謁見の間や色々な間があるが回り切れない。この城壁からは昨夕見たタージマハールが河の下流に見える。カメラの三脚を据えて何枚か撮影する。川岸の焚き火か野辺の送り火かで少し霞んで見える。昨日道中に見たファテーブルスイクリーに戻りたいと言ったが、運転手はこの混雑では往復３時間以上かかるから無理という。大体出発が遅い。見るんだったら早く起きるべきであった。しかしあまり運転手をせかしたらあの運転では命にも関わりそうである。郊外にあるムガール帝国最盛期のアクバル皇帝の廟を見てデリーに戻ることにした。（写真：アーグラ城から見たタージマハール）
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