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（写真：西安駅）
本日、早瀬さんは上海経由でマレーシアに帰国する。朝内山さんが出勤の途上空港に送って行ってくれた。洛陽には列車の旅になるが列車はわかりにくいだろうからといって、現地法人の社長秘書の姚さんがホテルから付き添ってくれる。姚さんはホテルを頼まれた時まず四つ星を調べて中国人並みの値段になるよう交渉したという。私を覚えてくれていたといっても２６年前であるから姚さんは入社したばかりであったはずである。定年になったら汽車でのんびり旅をするのが願望とか。乗る前にビールとピーナツを買ったらと勧められるがこれは姚さんの好みかもしれない。乗れば車掌がカップ麺や果物など売りに来たから。待合室は有料である。それでも半分ほど埋まっていた。列車は２階建てで１１時１５分西安始発で鄭州行きである。当然上の方が見晴らしいがいい。姚さんは座席まで見送ってくれた。また洛陽で降りるよう車掌にも頼んだと言う。全く万全の手筈である。西安から洛陽までは片道８５元。６時間ほどかかる。切符は３日前からでないと発売しないから帰りは洛陽のホテルの王珍さんに頼んであるという。
（写真：いずれも西安駅）
（写真：車窓からの途中風景）
ガイドブックでは沿線に華山がある。同乗の中国人が車窓からあれがそうだと教えてくれる。洛陽から小林寺にも行けば中国五山のうちの二つを見ることになる。三門峡駅も通るので黄河が見えるか車掌に聞いたらこれは行かない（不到）との返事。沿線は段丘のある黄土高原が続く広大な耕作地であった。洛陽は二つの駅が在るが急行が止まるのは一つだけ。乗客のほとんどがおりた。４０分ほど遅れての到着である。ガイドブックの地図でみるとホテルは比較的駅の近くである。客引きのタクシーにのってホテルに向かうがなかなか着かない。明日小林寺にいかないかなど誘ってきたが最後に道路工事の行き止まりで停まってしまった。ホテルはロータリーの先であると指をさす。まったくへぼな運転手である。いわれるまま３０元をはらって荷物を引いてホテルまで歩く。ホテルで聞いたら普通は２０元の由。明日からの観光にホテルタクシーを予約しようと思ったら、王さんがホテル前に駐車している車の運転手をつかまえてなんと３日間で５００元で交渉してくれた。行き先は初日が龍門石窟とホテルのパンフレットでみつけた黄河小浪底地区、２日目が小林寺と白馬寺、３日目は午前中だけだが市内の博物館の予定である。それで今までの一日分でしかない。ホテルは牡丹公園通りの正面に面していた。毎年４月１５日は牡丹祭りで賑わう由。
（写真：華山、三門峡駅、黄河方面に続く段丘）
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