２．タシケントからヒワへ（第２日目）
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（写真：ヒワの未完成ミナレット、カルタミナル）

うら若き乙女が待てり　空港に下り立ちい出てガイド探せば
小雨ふる街は緑にあふれたり　通りに並ぶ街路樹高し
行く人の顔様々にタシケント　民族宗教みなとけあいて
雨後に市場は少しぬかれども　色とりどりに人の華やぐ
手招きに門くぐり入るモザイクの　神学校も歴史くぐりて
地下鉄はうすぐらけれど　天井に壁に柱に光るモザイク

翌朝ヒワに出発する前に少し市内を観光する。まず旧市外にある１６世紀に建てられたという神学校（クカルダシュメドレッセ）と近くのバザールを見物する。神学校では以前はタクシーの運転手をやっていたという恰幅のよい老人がきりがないほどに説明してくれる。草々に切り上げてもらった。今頃のタシケントの気候は東京とほぼ同じかと思っていたが予想以上に寒い。おまけに前日まで雨が降っていたのか道も少しぬかるんでいる。その道に品物を並べて大きな市場があった。ここも人種のるつぼである。ガイドが地下鉄を使って新市外に行こうと言う。地下鉄は薄暗いけど天井が高く柱や壁面にはタイルで装飾がされている。ソ連時代に作られて模様替えをしたようである。地下鉄を出てガイドが大通りを横切ろうとしたら銃を構えた警察に尋問された。大統領が通過するので交通規制を行っている所に飛び出したためである。ヒワには空港がないのでタシケント発１１：２０分でウルゲンチに向かう。所がＶＩＰが乗ったためか、全く反対方向のフェルガナの少し北にある街（ナマンガン）を経由してとんぼ返りの飛行する。
　　　　　　
（写真：タシケントのクカルダシュメドレッセ、メドレッセの中庭、タシケント雨上がりの市場、市場の料理）
ウルゲンチからは車で小半時走ってヒワの城壁内（イチャンカラ）にあるホテル（orqonchi@online.ru)へ到着。少し傾いだ日を背景に皆夢中でシャッターを切る。ガイドはアムダリアの夕日の景色が良いからといってまたウルゲンチの先までドライブをする。パミール高原に発する発するアムダリアの流れは砂漠を通ってもなお、とうとうとしているがここには貧弱な渡河橋があるだけであった。ウルゲンチの一帯は唯一この河で潤されており都もアムダリアの流れに従って遷都されてきた。ヒワはその一つである。ガイドが運転手に場所が違うとか言っているようであるがこれはこれで良し。城内のホテルに戻ると月が中天にかかろうとしていた。
　　　
（写真：ヒワの城壁、城壁内のホテル、ホテル前の風景、満月のイチャンカラ）
　　　　
（写真：アムダリアに向かって、アムダリアの渡河橋、ホテルでのダンス、ホテルの夕食）

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