（写真：ジャンタルマンタル、天文台）
ホテルはニューデリーの中心の近くで向かいには昔の天文台がある。翌朝散歩がてらにこのジャンタルマンタルという公園のような天文台に入ってみた。見ているとここの管理人が着いてきなさいという。この装置はジャイプル州の王（マハラジャ）が1710年に作った由。以降この他にもジャイプル、バナラシ、などにも作っているが、現在使えるのはジャイプルにあるものだけとか。装置は幾つかあって日時計や用途別の星座観測機などである。デリーではまわりにビルが建ったので使えないそうである。白く見える縁は大理石の約２０秒きざみ程の目盛りである。ちなみにインドの暦は陰暦で１月が30日であったという。管理人は一通り案内して廻ったあとで観光案内のガイドでも５００ルピーはすると言う。渡してから気がついた。２０分程の説明で５００ルピーは１０米ドルである。
ニューデリーの中心のコンノートプレースは総ての道路が集まる大きなサークル状の公園である。早朝に散歩したら木陰から手桶をもった人がズボンのベルトを締めながら出て来る。（写真：コンノートプレース）
ホテルで朝食をとってから国内航空の切符の変更をしようかと思ってインデア航空のオフィスを探して歩いた。看板のでているオフィスで尋ねるとこちらだと案内される。インデアン航空でなく、ただの旅行代理店である。ついでに飛行機の中で読んだ風の街ジャイプルも廻りたい旨話したら、車もホテルも手配するから廻れと言う。値段は約５００米ドル。ホテルはホリデイイン。急遽予定を変更することにした。デリーを夕方まで見物して夜ジャイプルで一泊、翌日ジャイプルを見てアグラで一泊、そこでタージマハールを見てからデリーに戻りパークホテルで一泊。これで飛行機の変更はせずに翌朝ガンジス河の聖地バナラシに飛ぶ事ができる。都市間の距離は各３００ＫＭほど。
合計で約９００ＫＭの旅である。この季節デリーは猛烈に暑い。マレーシアより暑く湿度が高いようである。汗がしたたり落ちる。それでも旅行社の用意してくれた車で早速デリー市内の見物にでかける。オールドデリーを後回しにしてニューデリーを先に廻ってしまうことにした。（写真：旅行代理店、Vision India）
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