９．ヨーロッパ碁コングレスの旅　ピサにて　　　　次へ　前へ

　ピサにて　
　 二週目になって知ったがもう一つの会場が川の手前にもある。高段者用の会場だったが、二週目は人が減ったので そちらでも対局するようになった。イタリアは19世紀まで各地独立の王国だったから城郭都市が多い。 それに外敵からの防御に砦も築かれている。川の手前の会場はそんな昔の砦の一つであった。 一時はワインの貯蔵庫に使われていたというから、ひんやりとして涼しい。 こんなところで対局できるチャンスはめったにない。なお、この砦のあるスコット庭園から川岸に沿ってゆくと、 対岸にあるピサの斜塔まで三十分ほどで歩いて行ける。

写真は砦跡の第二会場、会場での対局4枚、砦会場のスコット庭園、ピサの斜塔までの地図（クリック拡大可）

また、会場の近くからPisaの斜塔のある寺院まで城壁が残されていてその上を歩いて行ける（通行料3ユーロ）。ただし、中国の都市城壁のように幅広くはない。人がすれ違うことができるほどである。囲碁仲間に城壁ウオークに誘われて、一緒に連れだって歩けるか不安だったが励まされながら一緒に歩きとおせた。 結局ピサの斜塔までは道を変えて三回ほど行ってみた。写真の撮り方で斜塔を支えるようにできるから、大流行りであった。 三回目はあまり歩かなくて済むように、ピサ駅前から市のバスに乗って斜塔の寺院前まで行き、帰りは宿の近くで降りた。

図はピサ城壁地図（拡大可）、写真は城壁登り口、城壁の上からの眺め６枚、ピサ寺院の芝生で、斜塔の前で、帰り道３枚、 別の日の仲間と、斜塔を支える子供たち、城壁のピサ寺院門２枚

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