７．ヨーロッパ碁コングレスの旅　ベルニナ鉄道でミラノへ　　　　次へ　前へ

　7月27日　ベルニナ鉄道　
　本日はベルンからチューリッヒに戻り、世界遺産のベルニナ鉄道でクールからイタリアのティラーノに降りミラノに向かう。ベルン発は午後なので、その前にもう一度旧市街を見学する。宿の受付嬢に「地球の歩き方」にある写真を見せ場所を教えてもらって、宿の前のトラム停留場から旧市街に向かう。ただ「地球の歩き方」の夕景写真と朝の市街の雰囲気とは違ってしまう。それでも旧市街の朝市や街並みの撮影ができた。朝市の前に堂々とした建物がある。回り込んでParliamentの標識で議事堂と分かった。 ここの裏手も渓谷に面していて眺めがよい。トラムがひっきりなしに走っているので移動には便利である。ベルンに着いたときは荷物を引きずって宿を探したのであるが、今回は宿に預けた荷物を受け取って中央駅までの一駅もトラムに乗る。

写真は連邦議会、中を抜けると、広がる景色、朝市、中央駅待合室

　 　12：11分発の列車でチューリッヒに向かい乗り換えでクールに向かった。日本であらかじめ購入しておいたベルニナ鉄道の切符には指定時間がない。乗った時間が遅かったためサンモリッツを経由しないように乗り換えが必要であるという。車掌が親切に調べて教えてくれた。ティラーノ到着は夕方7時半過ぎ、ミラノ着はそこから2時間半はかかる。ベルニナ鉄道は氷河の見える高さから2千メートルを一気に下る。列車の窓を開いて撮影もできるが、最後尾は屋根なしの展望車で写真好きが集まる。このベルニナ急行はyoutubeにも沢山の動画がアップされている。

鉄道地図（拡大可）、写真は車窓より2千米を下る風景、オープン車両より、湖水地帯を下る、氷河が解け落ちる滝望遠、最後の360度ループ橋

　 最初は涼しかったが麓に近づくと気温も上昇してくる。熱波は北半球全般に広がっているようである。列車が遅れたためティラーノでの乗り換え時間はほとんどない。ミラノまでの切符を買おうとしたが開いている窓口はない。車掌に行ったら「すぐに乗れ！」という。乗ったとたんに動き出した。ベルニナ鉄道が遅れたため隣のイタリア鉄道駅で接続列車が待っていたらしい。イタリア北部は山岳と湖水の地方である。沈む夕日を浴びながらミラノに向かった。ミラノに着いたらさすがにもう暗い。駅を出ても人通りが少ない。幸いに教えてくれる人がいて宿は通りの先にあるという。冷房の効いている宿の受付でパスポートを出すと予約は受け付けていないという。１00メートルほど先の別の宿を教えてくれた。荷物を引きずってたどり着くとそこでもないという。ただ今度は親切に予約の宿まで電話をして確認してくれた。100メーターほど戻って駅の近くでようやく今晩の宿を見つけることができたが、この時はスマフォがないことの不便をつくづく感じさせられた。宿はアパート借りて経営しているようである。玄関に借主ごとの呼びだしボタンがあり、押すと入口の扉を開けてくれる。受付はアパートの一室にあり、そこでアパートの一室のカギを渡してくれる。 もちろん食堂などはない素泊まりである。

写真は車窓から見たトリノ（伊）、葡萄畑の散水風景、伊北部のコモ湖、伊北部の山々

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