ヨーロッパ碁コングレスの旅　2016（極東ロシアから）

極東ロシアの旅（２）　　　　次へ　前へ　

7月16日　
　日程では本日２１時ウラジオストクを出発してハバロスクには翌朝の８時の予定である。念のため朝起きて本日の夜行列車の切符を調べたら出発時刻が14時で到着が夜中の1時になっている。変更を頼むつもりでホテルの受付に説明したら、列車の時刻はすべてモスクワ基準なので＋７時で現地時間になるという。一安心して荷物を預けて宿をでる。
　昨日は要塞博物館を見落としたので、ウラジオ湾を見下ろす高台の道をたどり噴水のある海岸広場にでる。そこから海岸通りに水族館はあるが、一回りしても要塞博物館が見当たらない。何人かに尋ねて水族館の看板ある階段を上って入口を見つけた。標識はなにもない。湾を見下ろす機関砲とトーチカの大砲が並んでいてトーチカの中が展示場になっていた。物騒な兵器の周りにきれいなユリが咲いていた。要塞博物館を下りついでに水族館ものぞいてみた。しかし小魚と剥製があるだけの小さな水族館であった。
　海岸から噴水通りを上がって、ロシア革命で爆破されたが寄付金により２００７年に再建されたという金色の玉ねぎ寺院（ボクロフスキー聖堂、ガイドブックの地図外）に向かう。途中店の前がバス溜まりになっている百貨店（クローバハウス）を見つけたので最上階のレストランに入る。一角に海鮮うどんの店があった。ただしロシア語とハングルで書いてある（うまいよ！）。これで一息つくことができた。店主と思われる東洋系の男に韓国語で尋ねたが彼はロシア語しか知らなかった。百貨店を出て聖堂に向かうがそこに至る道はきつい上りの連続である。ただりついた聖堂で敬虔なひと時を過ごして出ると、聖堂から海岸まで下り一筋の道がある。海岸通りでは昨日見なかった港に係留されている駆逐艦を見学し、金閣湾沿いの大通り（スベストランスカヤ）に面した中央広場を経てウラジオストク駅の海側からホテルに戻る（１６：００）。
　ホテルのレストランで夕食とインターネットで２時間ほどを過ごし、少し早いが駅に向かう（１８：００）。列車は出発の３０分ほど前にホームの番号が表示されるのでそれに乗り込んだ（寝台車）。ホームには日本人も何人かいた。

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