ヨーロッパ碁コングレスの旅　２０１１（仏　ボルドー）

２．ヨーロッパ碁コングレスの前に　スペインからフランスへ 　　　　次へ　　前へ

　リスボンからは夜行で９時半（時差１時間）にマドリッドに到着しましたがマドリッドにも駅が三つあります。着いたのがチャンマルテン駅でホテルの近くの駅はアトーチャ駅です。切符を買うのも無人機相手ですから手間取ります。なんとかアトーチャ駅に着いてタクシーに乗ったらぐるっと回って駅近くのホテルに着きました。まだ昼前なのでチェックインは無理かと思っていましたがOKとのこと。部屋に荷物を置いて歩いてアトーチャ駅前まで出かけ、あらかじめ予約しておいたプラド美術館に入りました。十年ほど前にプラド美術館前のパレスホテルに泊まって見学したことがありますが、今はリッツなども大手のホテルの１階はスターバックスやマクドナルドなどのファーストフッドになっていて様変わりです。 プラド美術館にはルーベンス、べレスケス、ゴヤ、エルグレコなどが多数展示されています。 一日では見切れないほどですが、一巡してホテルに戻りました。帰り道アトーチャ駅前から市内観光バスが出ていることがわかったので、翌日にはその赤い観光バスに乗り込んで市内一周です。幸い６５歳以上は半額で１１ユーロでした。コースは旧市街と新市街の二つがあり乗り降り自由です。旧市街をぐるっと一周し、それから歩いてソル広場、マヨール広場を経て王宮に向かいそこを見学してスペイン広場から再び観光バスに乗って新市街に向かいました。新市街観光のルートには官庁街やサッカースタジアム、大使館通りが含まれています。 一巡してアトーチャ駅前で軽い夕食をとってホテルに戻りました。 翌日は以前来たときにトレドを観光したので今回は反対方向のローマ時代の水道橋のあるセコビアの町を見学することにしました。朝チャンマルテン駅まで出てセコビア往復の切符を買いましたが、ここは普通と特急の二つがあり在来線と新幹線のように駅が違っています。普通では２時間半ほどかかるのが特急では３０分です。待ち時間があるので行きは普通、帰りは特急にしました。セコビア駅についてバスに乗り換え旧市外に入るとあっと驚くような光景が目に入ります。ローマ郊外のアッピア街道にも長い水道橋がありますが、ここは高さがあります。また旧市街にはイスラム教徒との戦いの時代の城跡もありさすが世界遺産の街と思いました。帰りは新幹線の駅にでて特急でわずか３０分でマドリッドまで戻ってきました。これで翌朝はマドリッドからピレネー山脈の大西洋側を経てフランスのボルドーに入ります。その前にスペインの大西洋側保養地のサンセバスチャンに３時間ほど立ち寄ります。しかしサンセバスチャンの駅に着いたら荷物を預けるところがありません。駅前ホテルにも断られてあきらめかけていたらレストランで預かってくれるとのこと。それでなんとかこの有名な保養地を３時間ほど見学できました。それからは列車を乗り継いでフランスに入りボルドーに向かいます。着いたには夜の１０時頃でした。(写真は７月２０－２３日)

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