７. タンペレの街は　　　　次へ　前へ

　日本では富岡製糸場を世界遺産指定に推進していますが、ここタンペレでもフィンレイソンの使われなくなった赤レンガ作りの綿織物工場がそのまま残されて、博物館やレストラン、ショップなどに再開発されています。工場の煙突も市内で５，６箇所は望見されます。なぜか沢山あるその赤レンガの建物の一つに「Fujitu」のマークも入っていました。

写真は最初の３枚が市の中央大通りの両側にある旧工場の煙突、フィンレイソンの文字の入った建物の１枚、市内を流れる川の遊歩道から見える煙突３枚、クルーズ船発着所から見える煙突２枚。ここ二日は上着を着ないと寒い程の日が続き夕空にはいわし雲も浮かんでいました。

８．ヨーロッパ碁コングレスのこと

　ヨーロッパ碁コングレスはヨーロッパの各国持ち回りで毎年夏に開催されます。今年で５４回目ですから、昭和３０年頃に始まった歴史のある大会です。来年はフランスのボルドー、其の次はドイツのケルンと数年先まで開催地が決まっています。今年の参加者は７００人程（日本人はその１割の７０人ほどでリピーターが多いのが特徴）です。試合はメインが１日一局で２週間続きますが、途中には早碁や男女一組ずつのペア碁なども開催されます。参加者は子供から、後期高齢者間近の人（特に日本人）まで参加しています。組み合わせは自己申請の段位を初期値にして勝ったら上にあがり負けたら下がる仕組みですから、プロに近いレベルから初心者に近いレベルまでのほとんどの碁打ちが参加できます。ただし日本の段位よりは辛いですから４－５段は下げないと戦いません。今年の開催場所はタンペレの小学校と中学校（夏休み中）で行われました。

写真はメインの会場の小学校と講堂の対局風景、トップの試合とネット中継風景、中国の７歳の男の子と日本のおじいちゃんとの対局、男女一組のペア碁風景、隣の公園の芝生で碁を楽しむ参加者達、お金がなくなったのでマッサージのアルバイトをする若者、台湾と韓国の美人レポーターと一緒に、和服姿の高尾棋士の奥さんも参加、光の碁の原作者やレポータなど日本の有名女性達。

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