空港で買ったガイドブックに王宮とシルバーバゴダがとなりあわせに あることがわかったので取り敢えずそこをめざす。さっきと全く同じ路を市内に向かう。大使館通りをすぎると金色の屋根が見えて来る。運チャンを道路の反対側に待たせてパゴダの門をくぐる。タイのエメラヅド寺院と王宮にそっくり。同一文化圏であることを認識する。ただ見物客はすくなくタイの賑わいとは大違い。シルバーパゴダの謂れは床を延べ銀貼にしてある故。女学生のグループが旅行者がめずらしいのかよって来るので一緒に写真をとる。くったくの無いこんな子供達にはポルボトの影響はないのだろうか？隣の王宮は留守とのこと。シアヌーク殿下は未だ中国と往来してる由。見学はガイド付き。チップは気持ちだけというが換算がわからずあとで反省するほどの少々だった。舞台を思わせる講堂が道路を前に川に向いている。
この大きな川はメコンの支流、トレンザップ川。少し下るとメコンに合流する。ボートで半日遡るとさかのぼるとトレンサップ湖を経由してアンコールワットのあるシムリアップ市にいたる。川のほとりのお堂では一が集まって貴人への寄付と灯篭流し風の行事をおこなっている。ガイドブックと時計をみながら中央市場に向かう。スリが多いから気をつけるようにとクモタク運チャンにいわれて周辺にたこの足のようにはりだしたテント群をつききって中央市場に向かう。売り子は女の子ばかり。真ん中のドームのあたりは時計と貴金属売り場、周辺には肉屋あり、八百屋あり、雑貨あり。。帰りもテントをかき分けもどる。このテントも一つ一つ店構えをしている。骸骨をならべた戦争記念館はときかれたが遠慮して空港にもどる。朝と同じ分の外にチップも要求される。アンコールワットの帰りも待ってるからとか、この運チャン空港にはりこんで漸く客がとれたのだ！
空港のレストランでトーストをとってさあ、予約がとれたか！キャンセルがほとんどないとか！とれなかったらこの事務所で寝る！とごねたら事務所の中に椅子を用意してくれた。実際、交代要員のベッドまである。中から航空券の窓口を見ているとキャンセル待ちどころか、窓口のアメリカ人とコンピュータの中には記録されていない、しかし1ヶ月前に予約約している、などの押し問答をしている。出発の時間が迫って来るが、いっこうキャンセルまちの呼び出しはない。出発の２０分前あと１２人、１５分前あと８人でやっとキャンセルを受け付ける。予約受け付けの時前の方にしたといってた私の順番が６番目、なんとかもぐりこめた。待合室でキャンセル待ちで乗り込めた人達が胸をなぜおろしている。そのとき、空港の関係者か旅行業者かわからんのが近寄って来て、向こうについたら足はどうするのか聞いて来る。なければ友達が観光案内するとか、どうせあてにはならんからあいまいにしておく。飛行機はマレーシアから乗って来た国際便に比べるとうんと小さい。これでは満席で待ちができるはず。