ヨーロッパ碁コングレスの旅 ２０1８（伊・ピサ）
１．ヨーロッパ碁コングレスの旅 スイスからイタリーへ 次へ
今年のヨーロッパ碁コングレスはイタリアのピサで開催される。今年はその前にスイスアルプスの写真を撮ってからピサに向かうことにした。とは言っても年齢相応に短期記憶が衰え、耳が遠くなり、足腰が弱まり、とくに脊椎管狭窄で両足がしびれ、足を引きずるような感覚になり長くは歩けなくなってきた。市の無料健康診断は何年も行ったことはないが旅に出かける前に整形外科に診断をしてもらうために健康診断も併せて受検した。脊髄管狭窄は大きな病院でのMRT診断の画像CDもあるのでそれを持って行った。しかし画像での診断は困難であること、また治療もない旨告げられ気休めの漢方薬を処方してもらっただけだった。また久しぶりに受けた健康診断の結果は「立派な糖尿病です」と言われてしまった。確かに最近は太り気味であり、度数の強い酒瓶を机の下に並べて平気で飲んでいる。「ビールもダメです、飲むならノンアルコールにしなさい」と診断した女医さんに意見され栄養士の指導を受けることになった。試しにノンアルコールを買って飲んでみたら、これが予想以上にうまい！しかし二杯は飲む気にならない。また減量も過去の体験から苦いお茶であってお茶でない、茶外茶で行ったことがあるので旅先でも続けることにした。次に荷物の中身を軽くした。本はスキャナーでPDFにしスマフォの中に入れた（写真は地球の歩き方50冊をブックスキャナーでPDFに変換）。カメラのレンズも1本だけ。パソコンも小さいものを選んだ。 航空機はトルコ航空なので往復ともイスタンブール経由となる。
7月21日 チューリッヒ着 早速VISAカードでキャッシングしておく。しかし、空港から中央駅の列車の切符もVISAで買えるので現金がいつ必要になるか疑問に感じた。ホテルは中央駅の近くを選んだが荷物を運んでいると颯爽とは歩けない。スマフォに通信カードが入っていれば人に尋ねる必要もないのだが、私のスマフォは通信機がないので人に訪ねながらよたよたとたどり着く。チューリッヒ市内のホテルは高いという。フロントとは別の近くの建物の部屋を割り当てられたが、冷房もない小さな部屋で1万5千円ほどもする。さらに割増の早朝チェックイン費も払う。気温は日中でも２４－５度で熱波の東京より10度ほど低いが部屋に入るとムッとする。初日は市内一巡の観光バスに乗る。チューリッヒの市街地は湖から流れ出す川の両岸に展開しているので一巡してくれる。また湖のボートクルーズもあり合わせて四時間ほどのツアーとなる。バスにはイアホーンで日本語のガイドも聞ける。しかしほとんどは聞いただけで忘れてしまった。元の中央駅に一巡して戻ったら湖の遊覧は歩いても10分くらいなので切符を持って一人で行ってくれという。高級時計のならぶ商店街を抜けて湖まで歩くが、今の遅い脚では２０－３０分ほどもかかったか。切符を見せて遊覧船に乗る。その前に少し時間があったので乗り場近くの屋台でハンバーグとジュースで昼食を済ます。湖は晴れていれば湖の彼方には雪を抱いたスイスアルプスが映りこむという。しかしあいにくの曇り空では湖と周辺の家並みだけである。船中でもノンアルコールビールを飲んだがそこでも全くビールと変わらない味である。しかしやはり２杯飲む気にはならない。クルーズを終えて帰りは反対側の川岸を歩いて中央駅近くの宿まで戻った。夕食は中央駅近くのスーパーで仕入れ、ホテルの部屋で済ました。スーパーで買うお惣菜は自分で計量し値札をつける方式である。
