ヨーロッパ碁コングレスの旅　2015（チェコ・リベレツ）

９．大会を終えてプラハへ　　　　次へ　前へ　

　プラハは囲碁大会の水曜日の中休みに、昔の会社の囲碁部仲間二人と連れ立って訪れている。リベレツから高速バスで日帰りの見物である。地下鉄をフローレンツで乗り換えバツーラフ広場のミュージアムで地上に出た。バツーラフ広場を下って、ジンドリスカ塔から火薬塔に回り、細い路地を通って旧市庁舎の広場に出て旧市庁舎塔の上に登った。その後休憩しカレル橋から聖ミクラーシュ教会を通り越しプラハ城を一周し、カレル橋を戻ってムステークで食事をした。そこから地下鉄と高速バスを乗り継いでリベレツに帰った。そのときの写真は以下。

　最終日、コングレスの最後の試合が終わって、記念にLiberecの風景を焼き付けたマグカップを買おうとしたが、週末は残念ながらお店が閉っていた。明日プラハ経由で帰国するという元の会社の囲碁仲間と別れ、宿に戻ってタクシーでバスステーションに行く。そこからプラハ行きの高速バスに一時間ほど乗るとプラハ郊外の地下鉄チェルニーモスト駅のバスステーションである。その地下鉄に乗ってプラハの中心街を通り越し、ヴルダヴァ川の下をくぐって対岸 のアンジェル駅に30分ほどで着く。予約した宿はそのアンジェル駅の近くである。しかし地下鉄から出たら広いバスターミナルがあり方向が全く分からない。タクシーを街角で拾って乗ったら大回りで宿に着いた。宿からアンジェル駅は歩いて5分程だという。 夕食はその駅前のショッピングコンプレックスTESCO内の中華麺で済ます。部屋には冷房のサーモスタットがあるが全く効かない。窓を開けて寝る。
　8月9日 　冷房を切って窓を開けておいたら朝には涼しくなっていた。洗濯ものはその窓にかけておけば一晩で乾く。10時頃歩いてTESCOを通り抜けて最寄りのアンジェル駅に行く。アンジェル駅から地下鉄でフローレンツ駅まで行き、そこで8月11日のミュンヘン行の列車の切符を買う。ところが列車は別の中央駅から出発するという。道を聴きながらフローレンツからしばらく歩いてプラハ中央駅に出る。地下鉄でそのまま中央駅にゆくには途中で乗り換えなければならなかったのだ。フローレンツの駅は12年前にポーランドのEGCに参加するとき、プラハからクラクフ経由での旅で乘った東欧向けの列車の駅であったことを思い出した。 　中央駅からは公園を通ってバツーラフ広場までのさらに地下鉄一駅分を歩く。バツーラフ広場を下って旧市庁舎の前に出る。EGCの試合が休みの10日程前に来た時（旧市街の通り抜けプラハ城まで行った）もそうであったが、今日も天文時計台の前に人だかりができている。12時にからくり時計の人形が1分ほど顔を出すと皆なんだという顔をして散ってゆく。市庁舎前からカレル橋を渡り聖ミクラーシュ教会広場からトラムでアンジェルに戻りTESCOのスターバックスでしばらく休憩する。
　ヴォルダヴァ川を越えて宿を予約したのはペトシーン公園の展望台に近いからである。トラムに乗り、ペトシーン公園を一つ乗り越して降りる。しかしケーブルカー乗り場にはこちらの方が近かった。このケーブルカー乗り場には見覚えがあった。10年以上前になるがEGCがチェコで開催されたときに来たことがある。ケーブルカーを降りて展望台に向かう。以前は展望台の上まで歩いて登ったような気がするが幸いにエレベータがあったので助かった。また前回はフイルムカメラだったがデジカメの今度は気楽にプラハを一望に見下ろせる高台から何枚でも撮れる。ペトシーンの丘からは歩いて降りる。ここは丘というより山である。その山の上までセグウエイに乗って登ってきた観光の一団もいた。トラムで聖ミクラーシュ教会まで乗り、カレル橋たもとのインフォメーションセンターでプラハのツアーバス案内を調べたが、プラハの見どころは狭い地域に集中しているので広域の市内観光バスはない由。代わりにセグウエイに乗る観光案内が多かった。どうりで市内のあちこちでセグウエイに乗った一団に出会った。 　トラムでアンジェルに戻り、TESCO内のスーパーで買い物をする。へリングの酢漬けが見つかった。今晩の夕食はこれに決めた。スターバックスで飲んだアイスコーヒーの氷が宿まで融けないでいたのでビールを注いだらうまい。部屋は相変わらず蒸し暑い。リベレツの囲碁大会でうつったのか風邪気味なので持参したサクロン（風邪薬）を昨夜に続いて飲んでおく。

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