７．ドレスデンからリベレツへ 次へ 前へヨーロッパ碁コングレスの旅 2015（チェコ・リベレツ）
囲碁会場のチェコのリベレツには列車で2時間半ほどである。夕方までに着けばよいので午前中はドレスデンを見物する。乗り降り自由の切符がまだ使える。ドレスデンも旧市街から新市街へ大きく発展している。トラムでエルベ川の王宮まで行き新市街を一巡する市内観光バスに乗り込んだ。旧市街からエルベ川をさかのぼると植物園やフォルクスワーゲンの事務所や高級住宅街があり、対岸渡ると新市街が大きく広がっている。旧市街を見渡せる場所でバスを降り、トラムに乗り換える。旧市街に戻る橋の麓の広場に金ぴかの騎馬像がある。戦禍の瓦礫の中から拾い出されたアウグスト強王の像であると言う。再び旧市街でトラムを降りてブリュールのテラスと称されている川岸を新ユダヤ教会まで行くが閉鎖中で中には入れない。
大きなフラウエン教会から大きな目抜き通りのプラーガー通りを駅まで歩く。フラウガー通りの店でビールとサンドイッチで昼食を取り宿に預けた荷物を受け取って駅に行く。駅の掲示板には列車が発車するプラットホーム番号がなかなか表示されない。出発１５分前ほどにようやく表示される。ドレスデンからチェコのリベレツまでは単線でありエアコンはない。しかし天候のせいかミュンヘンから来た時のような蒸し暑さはなかった。チェコにはいると車掌が入れ替わり再度検察に来る。ミュンヘンから来た時と同様に車窓には麦畑が広がっていた。
リベレツの駅に着いたが地図はないし勝手がわからない。見覚えのあるドイツからの囲碁の一行が一緒に降りたが彼らも勝手がわからないらしい。タクシーを拾って囲碁会場のあるホテルの玄関に着く。ところが囲碁会場までが階段のあるアップダウンの迷路である。ホテルとアミューズメントセンターの複合した大きな建物の対角側にある囲碁レジストレーションの部屋まで、荷物を引きながらようやくたどり着く。すでにオープニングセレモニーが始まっていた。オープニングセレモニーでは軽食とビールやワインがふるまわれるがすでに軽食もワインも尽きビール一杯で引き上げる。荷物を引いてホテルの外の塀を大回りしフロントでタクシーを頼み、これから２週間泊まる宿まで行く。宿は市庁舎の広場に面していた。この宿は同じくEGCに参加する元の会社の囲碁部3人（本日プラハ経由到着）と同宿である。
