ヨーロッパ碁コングレスの旅　2015（チェコ・リベレツ）

１．ヨーロッパ碁コングレス出発の前後　　　　次へ

　羽田国際ターミナルで電子チケットを出そうとしたら、宿の予約もEGCの予約もスケヂュールなどを印刷した資料が何一つ入っていないことに気が付いた。代わりになぜか昨年のEGC旅行のドキュメントが一式入っている。幸いパスポートだけでチェックインができた。家を出る時から脊柱管狭窄で足の痺れが続いていたし、腰も目も歯も悪い上ボケも進行中なのでEGC旅行12年目で初めて保険をかけた。1月間だと1万円を超えた。ルフトハンザの飛行機の中ではフライトコースの表示が出るが、地表の状況が鮮明に映る。窓からは雲に覆われて地表は見えないのにどういう仕組みだろう。
　ミュンヘンについてVISAカードでユーロを引き出そうとしたら、200EUに制限された。手持ちのVISAカードに問題があるのなら今後が困る。空港からは地下鉄を探して乗り込む。切符は並んでいる人に頼んで、お札からコインに両替してもらい機械も操作してもらった。ミュンヘンで予約しておいたホテルは中央駅の向かい通りにある。空港から40分ほどで着いた。熱波が来ているがホテルには冷房がないので、キャンセルしてもよい旨メールが届いていたがそのままにしてある。案内された部屋は中央駅を向いた北側ではあるが西日がまともに射している。すぐに部屋を変えてもらった。 　羽田を12:20に発ってミュンヘン空港到着は19:30。街は夜9時を過ぎても明るい。ホテルの外に出てトルコ式ケパブ（肉を焼きながらそぎ落とす）の店をみつけたのでそれを夕食とする。駅中や地下街には日本食が目に付く。途中VISAカードでユーロを引き出す。今度は200EUの制限はなかった。ホテルの部屋は夜も暑い。札幌と同じ緯度でも東京以上だ。逃げ出そう。受付でミュンヘンから近郷への観光バス旅行の案内を調べ、明朝の「ヒトラーの山荘」（イーグルネスト）行きのツアーを申し込む。料金は49EU。ホテルのインターネットに接続しSkypeで家に到着の電話をする。

２．ミュンヘン　２日目　 　ヒトラーの山荘行きのツアーバスは中央駅に面した大通りから8:30出発である。少し早目に出かけたが大型バスが8:00にはほぼ満席になるほどの人気ツアーである。ミュンヘンからは2時間半ほどでベルヒテスガーデンの鉄道駅を経由ヒトラーの山荘の麓まで着いた。ここから山の上の山荘までは片道一車線なので専用バスに乗り換える。その前にナチスの資料館（ドキュメントセンター）見学と昼食で、専用バスでの出発は13:20となる。ナチスの資料館には顔を背けたくなるような残酷な写真が展示されている。昼食は近くのレストランで済ます。
　専用バスに乗り換えてヒトラー山荘の下の広場に着くとバスが７，８台停車していて人で埋まっている。ヒトラーの山荘に行くには、この広場から山荘の下に掘られたトンネルに入りエレベータで上る。エレベータは40人ほどしか乗れないのでトンネルの中でしばらく順番を待つ。トンネルは暗いけど涼しい。山荘には当時の会議室があるが今はレストランとして使われている。尾根からみた山荘の周囲の景色が素晴らしい。帰りの専用バスも７台ほどが並んで連なって麓に帰る。ドキュメントセンターで再びツアーのバスに乗り換え18:30頃にミュンヘンの中央駅前に戻る。その後ミュンヘンの旧市街を少し散策したが、市庁舎前広場は黒ずくめの移民受け入れ反対デモの群衆と警官で埋まっていた。ホテルの近くに戻って中華レストランでうどんとビールの夕食にする。このレストランはベトナム人の経営である。万歩計は前日も本日は1万歩には達していない。

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