２００８．６の題は地名人名でした。

☆本詠草
花の色移りにけるか篤姫のドラマは盛り江戸に上りて

☆番外
　　サラダ風予想日記
　名古屋場所琴欧州が準優勝もめるだろうね横綱審議

　　エネルギーに食料に
　洞爺湖のサミット議題山積で福田首相も難しそうだ

　　新記録ラッシュ
　北京五輪締め付け水着の合戦に北島康介泳ぐのは俺

　　東京オリンピック
　五輪より新生をどう処理する気石原さんの都知事の間

　　むかしむかし
　つゆなれば子等と遊べぬ良寛の国上の山の暮らしおもほゆ

2007.7の題は水です。
本詠草：
伊那谷にて
雲と雨岩走る水幾重にも集めて下る天竜の初夏

番外：
世間知らず
寒冷か温暖化かはしらねども　ゆだる暑さに水を一杯

人類のピンチらー
資源高食料高に引き継いで水の飢饉も間近にくるか

私じゃないヨ；；
こころあてに水滴かけるカメラマン　雨降らぬ日のあじさい花に

2008.8の題は夏です。
☆本詠草
夏祭り遠き太鼓に誘われて　孫と思い出連れ歩く夜

☆番外
夏の夜はまだ熱冷めぬ宵ながら　北京五輪に増す暑さかも
北欧の日脚は長く夏の夕暮れる間もなき朝ぼらけかな

9月の題は雨です。

秋未だし稲妻走るこの夕べ天割れ裂けて雨流れ降る

村雨の露もまだひぬ安倍の後　福田も去りて自民騒然

抜き打ちの大麻検査に大騒ぎ角界に降る非難の豪雨

いつしかに庭先の石湿りいて　雨ほそぼそと秋忍びくる

世の中は常にもがもな　年金と暇たっぷりの定年の後。

韓流のドラマのビデオ全部借り　暇なき日々を過ごす我妻。

柿の皮どこまで長くむけるかな　くるくるくるる暇な一日。

2008.12の題は「冬」です。
☆　この景気いつ春にならむ夕づく日入りてますます寒き冬空
☆　雪解けの景気予算が通るまで冬篭りする解散選挙
☆　木枯らしの吹きつのりたる年の暮れ金融不況で懐も冬

☆　長靴で上野の駅に着きし日は　晴れ雪なしの青春のとき
☆　冬枯れの梢の先の残り柿　一人暮らしの多きわが町。
☆　深々と凍みこむ寒き冬の夜は　炬燵に隠る幼な孫たち。

Pass:

1月は折り歌でした。
うたぞめ
うるさくて　たいていのこと　いいかげん　それで家内は　めくじらをたて
うみなりは　たかまりゆきて　いそはまの　そめあけゆくを　めをとじてみる
歌つくり　退屈しのぐ　いい趣味で　それも毎日　目につく全て

かざりえび
かざりえび　ざりがによりは　りっぱだね　えらそうにして　ぴんとしている
かにかくに　サブプライムは　理屈こえ　エリートたちが　ひろめ破綻す
書き込んで　さらに出そうと　力みすぎ　えもいわれずに　ひどくなる歌

たからぶね
たからぶね　からのなかみに　らくたんし　ブーイングする　ねごとはつゆめ
たくわえと　かせぎがありて　らくらくと　ふたとせこすを　ねがうとしのせ
高らかに　空歌よめば　楽々と　札取る真似で　願うよい年

2009.2月は早春です。

早春に年年歳歳咲く梅は　知らず不況の冬深まるを
枯れ畑の土鋤き返す人ありて市民農園春近づけり
明星の夕焼け空に描かれし　飛行機雲は春かすみ行く
縁側の小さき鉢は枯れにけり　水やらなくに春近き夕
春を待つ政権あやし　蝋梅は匂い残して花ぞ枯れゆく
黒土に花びらを早や敷きつめて　夜雨に泣きし早咲きの梅

NHK特集「男と女」を見て。
古代より滅びの道を歩むとは　あわれなるかな男子遺伝子
人類を継ぐは鼠か　遺伝子の稀な変化に単性化とは
ホルモンの働きなせる業多し　老化の道も男と女

レスありがとう。詳細はこれです(ﾉﾟДﾟ)ﾉｼ☆ http://www.l7i7.com/