シャドー・ハイライト制御とトーンカーブ
シャドー・ハイライト制御は、写真の暗いところを明るくし、明るいところを暗くする制御です。 これはトーンカーブでも可能ですが比較してみましょう。PhotoSAhop CS2のシャドウ・ハイライトとGIMPのトーンカーブで試してみました。
暗く撮れてしまった次の写真をサンプルにして見ます。トーンカーブは上段右図のようにくらい部分に偏っています。 これをシャドー・ハイライトで補正してみます。シャドーの補正量を50%から90%にして見たのが中段です。 最下段はGIMPのトーンカーブで補正したものです。シャドー・ハイライトで制御するより若干コントラストが悪くなっています。 シャドーを明るくしコントラストを強くするようなトーンカーブを作り出すのはなかなか困難です。 この結果からはPhotoShopではトーンカーブで補正するよりはシャドー・ハイライトで制御した方が簡単で良さそうです。GIMPにはシャドー・ハイライトがないのでトーンカーブで補正します(明るさ・コントラスト=>レベル=>トーンカーブの順で操作も可能)。元の画像 | 元画像のヒストグラム | |
PhotoShop CS2のシャドウ・ハイライトで補正操作 | PhotoShop CS2操作パネルでシャドウ=90% | |
GIMP2.6のトーンカーブで補正操作 | 補正の トーンカーブ |
参考:PhotoshopElements7.0のメニューで画質調整=>カラー=>カラーカーブのサブパネルでシャドウ・ハイライトの操作が可能です。シャドウ・ハイライトを操作するとトーンカーブがどう変わるかがわかるようになっています(下図参照)。