囲碁マガジン「次の一手は？」

棋譜入りのドキュメントを作る

　最近ボード碁の相手から棋譜入りのドキュメントを作るのにどんなソフトが良いのかの質問がありました。数年前に初心者囲碁教室を開いていたときも地域のベテランOBから聞かれたことがあります。そのときはテキスト作りに使っていたソフトを紹介したのですが、どうやらそのソフトは大変ユニークだったようです。
現在色々な囲碁ソフトがありますが局面をドキュメントに合わせてきちんと拡大縮小できるソフトが非常に少ないのです。局面をJPGなどの画像で切り出すと、拡大縮小してサイズを変えたときに線と石がきれいに表示できません。一般の画像はドットのラスターで表示されますが、滑らかに表示するにはPDFファイルのようなベクトルでの表示が必要だからです。Windowsがサポートしているベクトル画像の形式をEMFと言いますが、これを出力している囲碁ソフトはごく限られています。この少ない囲碁ソフトの優劣を比較したサイトがありますので下記にご紹介します。そこで総合評価されているWinMGTの入手は以前にも紹介していますのでご参照ください。棋譜入りの文書を作ってみたい人にはぜひお勧めです。　＝＞http://vo8.jp/igolife/igodiary/diary28.php

今回はその使い方のいくつかを説明しておきます。棋譜をマイクロソフトのWordやOpenOfficeのWriteに貼り付けるにはWinMGTのメニューで「File=>CopyObject」を先に行います。

１．白黒で印刷するには：
「Option=>BordBackground=>BordColor」で碁盤の色を白に選んでおきます。また石の表示も「Option=>Setup=>Bord」でBitMapのチェックをはずしておきます。石に着手番号をつけるのは同じところでShowMoveNumberにチェックを入れます。

２．局面に記号を書くには
「Edit=>AddOthers=>Letter」で文字記号を振ることができます。

３．総譜でアゲ石の位置表示するには
「Optins=>SetUp=>Board」でShowCapturedにチェックを入れて「Edit=>Infomatin=ShowCaptured」でハマの座標一覧が表示されます。これをコピー＆ペーストで文書に貼り付けます。

WinMGTを使って自分の棋譜を文書で整理して見ませんか？残念ながら碁盤の部分切り取りはWinMGTではできません。その場合はで部分画像を作り出してくれるMultiGoを使います。


次の一手：問題を解くにはタイトルをクリックしてください。
前田詰碁１−１
黒先では？ 
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前田詰碁１−０２
黒先では？ 
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前田詰碁１−３
黒先では？ 
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