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このマガジンは過去「碁スカイーパーク」より旬刊で発行していましたが、今後「マツナガ's ホームページ」より不定期で発行することに致します。マグマグとは別にここで登録された方にも配布いたします。
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記事：囲碁の定石辞典
本屋で売られているものには石田芳夫の基本定石辞典(上下）があり、少し古い本では誠文堂の囲碁大辞典（鈴木為次郎）があります。またパソコンを使った学習用もいくつか市販されています。ネットで入手できるものではシェアウエアのQuick定石辞典がよく知られていますが、最近フリーソフトKogo定石辞典をみつけました。この定石辞典はプログラムではありません。見るためには別のソフトが必要です。しかしその変化の棋譜がSGF形式で書かれているためにSGF形式をサポートする多くのソフトで見ることができます。なおSGF形式は囲碁だけでなく一般ゲームソフトの記述形式で多くの変化記録ができるように考案されたものす。詳しくはこのサイト（生田目さん）をご覧ください。
SGFの変化記録は次のように行われます。
（手順A （選択手順B ）（選択手順C ） ） これで正規の手順はA-＞Bで変化がA->Cになります。
では変化をもう一つ深くしてみましょう。
（手順A （手順B （手順C ）（手順D ））（手順E）） 正規の手順はA->B->CでCの変化がDでBの変化がEとなります。
なんとKogoの定石辞典は全体がこの形式で作られているのです。それに加えてまだまだ充実されつつあります。三三、小目、星、目外し、高目、大目外し、大高目、五の五などの初手をクリックするとその変化が延々と現れてきます。
この定石辞典は以前にも紹介した棋譜ソフトWinMGTによって作られていますが、MultiGoなどでもOKです。オリジナルは英語ですが、日本語に翻訳されたものも囲碁雑考にありました。コンピュータ囲碁では定石や手筋の辞典が使われていますがネットを利用して皆で作るようにさらに工夫したらさらにすばらしいものができるでしょうね。
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