記事：文芸春秋の棋士済々

文芸春秋１１月号の記事、棋士済々に関連した話です。かって木谷道場が５０数名のプロ棋士を育て、大竹英雄、石田芳夫、加藤正夫、趙治勲、小林光一、武宮正樹などが活躍してきたのはよく知られているところです。強い棋士を育てるにはこの内弟子制度が大切なことは明らかですが、現在の住宅事情や経済環境では困難で崩壊しています。しかしその困難に挑戦して内弟子を育成しはじめたのが大淵盛人九段との記事でした。ただいま神奈川県相模湖町の大淵家では子供５人に加えて内弟子が7人ほど、これを将来は２０人ほどに増やしたいとか。内弟子といってもその親の理解を得てスカウトするのも大変ですし住み込んだ後の世話も大変だそうです。夫婦一体でないと到底できない話です。内弟子の中からは中学卒業と同時にすでにプロ棋士になった人が二人。内弟子の住み込みとなればまさに碁漬けの一日です。今後の活躍が期待できます。強くなった韓国、中国に対抗するにはこのような集団集中教育しかないでしょうから、全く頑張っているプロの一人です。

もう一つ「囲碁が10倍おもしろくなる本」にあった故岩本薫九段の言「囲碁人口が減って日本棋院がつぶれるかとかいう人がいるけれど、百面打ちなどパフォーマンスの白石七段、女性教室で活躍する石倉九段、ポン抜きゲームを子供たちに広めている安田九段がいる限り大丈夫」。プロもいろいろと頑張っています。

ところで現在のプロ棋士の収入はどうなっているのでしょう。トッププロはかなりの部分が新聞棋戦で支えられていると思いますが、新聞棋戦も囲碁の本も読者が少なくなれば成り立ちません。囲碁の文化は強い棋士とそれを支える楽しむ人とで成り立っています。強い棋士を育成することはプロに任せても、初心者に囲碁を普及することとはアマチュアにも可能です。囲碁を楽しんでいる人は普及にも少し力を入れましょう。囲碁の人口が増えたらそれだけプロへの支えも強くなるはずですから。

次の一手：問題を解くにはタイトルをクリックしてください。
玄玄碁　魚遊釜中　
白先では？ 
┏┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┓
┠○●┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠○●┼┼●○┼○○┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠○●・┼●○┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┨
┠○●●●●○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼○○○○┼○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┗┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┛
玄玄碁　遊魚入網　
白先では？ 
┏┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┓
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼○○○○○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼○●●●○┼・┼┼┼┼┼・┼┼┨
┠┼○●┼┼┼●○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼○●┼┼┼●○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼○┼●●┼●○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼○○○┼●○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼○○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┗┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┛
玄玄碁　入穴取魚　
白先では？ 
┏○●┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┯┓
●○●●●●┼○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠○┼┼┼┼○┼○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
○●●●●●○┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┨
○○○○○○┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┼┼┼・┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┠┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┼┨
┗┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┷┛