記事：レジャー白書から見た囲碁人口

社会経済生産性本部が発行しているレジャー白書に過去一年間に囲碁を楽しんだ人のデータが載っています。レジャー白書は定期的に発行されていますが、２００３年版でみると次のようになっていました。

平成６年から１４年までで１５歳以上の囲碁人口はおよそ４８０万人（H6-H14年推移は３９０−５６０万人）。
一方将棋は９１０万人（同１２４０−９１０）ですから囲碁は将棋人口の約半分。　＝＞囲碁は４％、将棋は８％！

囲碁をやりたい人は７８０万人ー４８０万人＝３００万人　（予備軍）　＝＞囲碁人口は将棋並みに倍増できる！
将棋をやりたい人は９５０万人ー９１０万人＝４０万人（予備軍）

年間でやった回数、囲碁は22回、将棋は１4回　＝＞囲碁はやりだしtら将棋より面白くなる！
男女比率は囲碁が８２％、将棋が８４％　＝＞囲碁将棋はやっぱり男性が圧倒的に多い！

調査男子１１７３人中年代では１５−２０歳代が７．４％　　＝＞学生時代に覚える！
２０−３０代が３．３、１．９％と半減。　　＝＞就職して多忙の時代はお休み！
４０−５０代で７．３，６．６％と復活、６０以上で１４．２％とさらに倍増。　　＝＞少し余裕が出てきたら趣味の復活！
将棋も同様な傾向である。
女性は１５−２０歳代が６．６％とかなり高率。＝＞学生時代に覚えるのは同じ！
しかし２０代以降は0.5、1.6、1.8、0.9、1.4と激減で推移　＝＞もったやさしい他の趣味に走る傾向！
女性が一年間の間参加したボードゲームでもっとも多いのはというと、トランプ、オセロ、カルタ、花札でくくられている項目であるが、30.8％の人が経験している。これは男性の参加率25.6％を超えています。

以上は１５未満の子供は調査の対象外ですが、２０代前までに覚えたことを６０才以上になって熱心になるのが囲碁の宿命のようです。囲碁の参加希望率は年代別調査がありませんが、若いうちに覚えなかった年配者かもしれません。また一旦覚えると繰り返しやりたくなることが統計に現れています。２０代前で囲碁将棋を覚える比率は男女あまり変わりませんが、女性はその後他の趣味に向かうようです。そういえば、ヨーロッパ碁コングレスにも年配の女性は少なかったように思えます。どうやら、囲碁の普及のためには１０歳代までの子供にもっと教えるべき。それともっと手軽に遊べる９路盤ゲーム（ポン抜き、純碁）を予備軍のために普及すべきように思われます。

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玄玄六貴同朝
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