記事：GNUGOなどコンピュータ囲碁の話

最初にコンピュータ囲碁を作ったのはアメリカのBruce WilcoxでNemesisという名前のプログラム（現在はEGO)でした。(囲碁の世界　中山典之　岩波新書）　その後ManyFaces of GO(David Fotland アメリカ)、Go4++（イギリスのMicheal Reiss）、Goliath(Mark Boon オランダ）、 Star of Poland（ポーランド）Dragon（台湾）などで1872年から世界コンピュータ対戦が始まりました。　
http://www.smart-games.com/worldcompgo.html

少し強くなったのは（５級ほど）HandTalk（陳志行　中国）以降です。中国の中山大学の化学の教授でしたが19991年に退官してから作り始めたそうです。まったく白髪のプログラマーには驚きです。HandTalk（手談）は日本で開かれたFOST杯の第１回（1995、日本棋院にて）から第３回（1997）まで連続して世界チャンピオンになっています（現在はそれをGoemateとして作り直し中）。囲碁も強い人が開発しただけあって石の連結が重視されていました。このFOST杯には卓ちゃん、GOROなど日本のプログラムが８本が参加しはじめたところです。最後のFOST杯(1998)にはSilverIGO（北朝鮮）が優勝し衆目を集めました（岐阜チャレンジ2003にも北朝鮮が優勝)　現在、日本で販売されているほとんどの囲碁ソフトはこれら海外で作られたものです；；
http://homepage1.nifty.com/Ike/katsunari/other_programs.html

一方最近はオープンに作られ改良されているたGNUGOが注目を集めています。このプログラムは以前IGSなどで自動対局ロボットとして使われていたものですが（最近はNNGS、Wingで使用中)マイクロソフトのOSに対抗するLINUXなどと同じように　フリーソフトウエア財団が支援するメーリングクラブの中で改良が推し進められているものです。これが２００３年オーストリアで開かれた世界選手権で全勝優勝（参加プログラム１１本、日本からは彩が参加、２００４年はイスラエルで開催）したからです。このGNUGOのソフトソースは公開されていますから自分で読み取って改造することも可能です。
全員参加オープンの世界でどこまで強くなるか注目！

今回の詰碁は難解として知られている発陽論から易しそうな問題を取り上げました。

次の一手：問題を解くにはタイトルをクリックしてください。
囲碁発陽論　生図１
白先では？ 
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囲碁発陽論　生図２
黒先では？ 
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囲碁発陽論　生図
白先では？ 
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